当研究所の誕生

2000年2月、自治体に働く人々、地域の問題に取り組む住民、自治体や地域問題に関わる研究者などが、一つの思いのもとに集いました。

  「くまもとに自治研を!」

その思いのもと、2001年2月わたしたち「くまもと地域自治体研究所」が産声を上げました。


当研究所の沿革

当研究所は、趣旨に賛同する個人及び団体会員が集い、会員の会費及び募金によって運営する自主的な組織です。

2000年2月に準備会を立ち上げ、2001年2月に正式に発足、更に2006年10月にはNPO法人格を取得しています。


住民がつくる研究所

当研究所は、誰でも参加し行動できる研究所です。このような研究所が全国につくられています。「自らの町は自らの手で」という「まち研」づくりも広がっています。

そこから生まれた、住みよい自治体づくりの豊かな経験が月刊誌「住民と自治」で詳しく紹介され、交流が広がっています。

住みよい郷土づくりに皆さんの力を!

これまで当研究所は、住みよい郷土・熊本県づくりに取組んできました。住んでよかったと思える郷土づくりに、皆さんにも参加いただき、一緒に知恵と力を発揮しませんか。


主な活動
 
[調査研究活動]
「部会」「研究会」「プロジェクトチーム」をつくって活動しています。また、県民のためのシンクタンクを目指して県内自治体関係の文献資料等を収集しています。

[学習交流活動]
県内の諸問題について、多彩なフォーラム、シンポジュウム、セミナー、各種講座、講演会を開催しています。
詳細はこちら

[広報出版活動]
県内各地の話題、自治体問題について学ぶ記事などを満載した「月報」をはじめ、研究所が行っている調査研究成果の報告書などを発行しています。

[相談・照会活動]
地域の皆さんの学習会への講師・助言者の派遣など、地域・自治体問題の相談や資料照会活動を行っています。


部会・研究会

調査研究活動は、会員が取り組みたい課題を持ち寄り「部会」、「研究会」、「プロジェクトチーム」をつくって行われています。どこにでも参加できますし、どなたでも新しい「部会」などをつくって活動することができます。

[介護保険問題研究会]
介護保険が真に介護保障の実現に役立つものとなることを願って、毎月研究会を開き、その成果はフォーラムで発表してきました。いま、地域の介護はどうあるべきか、新たな課題に挑戦中です。

[地域政策プロジェクトチーム]
地域政策の現状分析と新たな政策づくりを、地方議員と住民運動支援を主に調査研究してきました。いま、人口減や過疎化問題への対応として「地域の振興」の課題を追求しています。

[財政部会]
市町村財政分析講座の成果を基礎に発足しました。自治体の決算カードを基に財政分析等に取り組んでいます。これまで合併市町村や自治体病院問題の分析を行ってきました。

[まちづくり部会]
熊本駅周辺整備・中心市街地活性化・大型ショッピングセンター出店などの計画について、現地調査、住民アンケート調査、シンポジュウム、講演会などを行い、主に、熊本市のまちづくりに問題提起してきました。

[暮らしやすさ研究会]
2004年に開催した暉峻淑子講演会を契機に発足。県民の暮らしを豊かにするため、住民が”暮らしやすさ”を競い合い、自慢し合える自治体環境のデータ化に取り組んでいます。

[農業・農村政策研究会]
農業県・熊本は、農家が元気でなければ地域も元気になりません。地域に埋もれている宝を発掘・活かして地域内循環型の経済が再興されていくことを願って研究を続けていきます。
詳細はこちら

[障害問題研究会]
2014年1月国連の障害者権利条約を日本政府は批准した。この権利条約のもとで、障害のある人が普通の人と同じように、人間らしく働き、暮らしができる国をめざす研究会です。

[住民による公共事業地域復興・再生プロジェクト]
川辺川ダムに半世紀に及んで翻弄されてきた五木・相良を中心に、ダム建設など大型公共事業中止となった地域の住民の力による復興・再生をめざすプロジェクトチームです 。

[電磁波環境部会]
身の回りには、科学の進歩による未解明な”健康リスク”が多く存在します。欧米の「予防原則」の考え方の導入を阻む日本で、この課題の一つ、電磁波の環境問題に取り組んでいます。

定期刊行物

 月報「暮らしと自治くまもと」

報告書・書籍
・選良(えらばれしもの)たちの宴から住民の自治へ
選良(えらばれしもの)たちの宴から住民の自治へ澤田 一郎

くまもと地域自治体研究所 2008-12



Amazonで詳しく見る
by G-Tools
2015年
・報告書『山都町における熊本県総合エネルギー計画モデル地域支援事業計画に関する調査報告書』
2013年
・冊子『防災への提言』(村田重之著)
2012年
・書籍『住民自治の時代へ ~世直しは住民パワーで』(森武徳著)
・報告書『五木村 全世帯調査報告書』
2011年
・冊子『基礎から学ぶ 私の町の国保問題』(戸田敏著)
2010年
・書籍『脱ダムの方法 ~住民が提案したダムなし治水案』
・書籍『脱ダム、ここに始まる』(森武徳著)
2009年
・ブックレット 『合併しないを選んだ!『益城町民はこうしてふるさとを守った』(当研究所編集)
2008年
・報告書 『熊本県民の暮らしと財政』
・報告書 『地域の介護は前進しているか』
 (地域包括支援センター調査のまとめ)
・報告書 『熊本市の財政分析』
・単行本 澤田一郎著『選良の宴から地方の自治へ』
2006年
・共著 『日本型地方自治改革と道州制』
 (自治体研究社刊)
2005年
・報告集 『安心して住み続けられるまち・むらづくりをめざして』(社保協調査のまとめ)
・報告書 『産山村”丸ごと資源調査”結果』
2002年
・冊子 『介護保健と地方自治』
 (第1回市民フォーラムのまとめ)
・報告書 『県内88市町村訪問調査結果』
2001年
・報告集 『拙速な合併は将来に禍根』
 (合併問題アンケートの報告集)
月報『暮らしと自治 くまもと』

月報『暮らしと自治 くまもと』は当研究所の機関紙として、首長及び有識者へのインタビューや会員・地方議員・住民運動の活動紹介、自由な意見発表・交流の場を提供するために発行しています。

  〈月報バックナンバー〉




 暮らしやすい自治体づくりを一緒に考えませんか?
 私たちは、あなたのご入会を歓迎します。
身の回りのことを調べてみよう。考えてみよう。
地域のために役立つことがあったかな。
そんな仲間に加わってみませんか?
理事長 中島 煕八郎
 まずは こちらのアドレス へお気軽に。
 入会希望の方は こちらでお申込みできます。